子どもの身体づくりに責任をもとう
2016年12月14日
いきなりですが、お子さんの身体のことを把握していますか?
お子さんの身体に問題が起きているのを知っていますか?
自分の身体を把握していますか?
自分の身体に問題が起きているのを知っていますか?
はじめまして、トレーナーの岩切誠です。
今回から、記事を書かせていただくことになりました。
できる限り、お役に立てる情報を提供していきますので、ぜひお読みください。
身体の痛みを取り除く、機能改善のためのトレーニング
さて、私がどんなトレーナーなのかというと、“ファンクショナルトレーニング”のジム「フィットボックスファンク(fitboxFunC)」の代表をしています。
簡単にいうと、「機能改善」を中心にトレーニング指導をしています。
機能改善についてわかりやすく説明すると、例えば、肩こりや腰痛には必ず原因があります。
その原因を排除しなければ、いくらマッサージで痛みが取れてもすぐに再発してしまいます。なぜならば、痛みの多くは動作のエラーが原因だからです。そして、身体に痛みがあるということは動作に制限がかかってるということです。
この状態でスポーツを行っても上手くなるどころかさらなる身体の問題発症の原因になってしまいます。これを根本から改善しようという考えです。
マッチョになるとか、ダイエットするとかではなく、身体の問題を解決し、快適な生活を過ごせるような身体にすることを目的としています。
もちろん、機能改善をしたら、その先にあるのは、スポーツパフォーマンスの向上です。
私のジムでは、大相撲の関取から6歳の子どもまで、トレーニングに励んでいます。
基本的なトレーニングの考え方は、力士でも子どもでも同じです。
なぜならば、同じ地球の重力の上に立ち、2本の足で地球に立って、活動するのは同じだからです。
ここまで読んで、「私の身体は何にも問題ない、肩こりもないし、病院にも通っていないし大丈夫! 息子も未来のJリーガー目指して、毎日サッカーやっているから問題なし!」なんて思った方もいるかもしれません。
そんな方こそ、読んでくださいね。
正しい身体の使い方、できていますか?
私は毎年、夏休みのイベント「親子トレーニング教室(東京都大田区の近隣小学校のボランティア)」で、300名以上の親子とお会いします。
「あなたの身体ばっちりです!」という人にお会いしたことがありません。
特に、スポーツに一生懸命取り組んでいる子どもほどひどいケースが多いです。
また、私は、ランニング愛好家が多い多摩川を通勤経路としており、いつもたくさんの人が走っているところを見ます。
見るたびに、「あーーー!危ない!!あなたはランニングを続けることによって膝や腰を壊しますよ!!!」と声をかけたくなります。
(実際には通報されそうなのでかけませんけど(笑))
間違った動作パターンで運動を続けるということは、本当に怖いことなのです。
正しい呼吸を身につけよう
今年、特にびっくりしたのが、「正しい呼吸ができていない子ども」が半数くらいいたことです。
これは非常に大きな問題です。
お母さんたちは、「呼吸が間違っているって、何を言っているの?」ときょとんとしているのですが、ちょっとエクササイズをして改善を実感すると皆さん納得してもらえます。
「呼吸をする」という人間としてベーシックな動作でもエラーが起きています。
しかもそのことに、保護者が気づいていない。
これが現状です!
お子さんがいるお母さん!
皆さんの「お子さんの身体に対する責任」は重大です!!
では、どうすればよいのでしょう。次回から、具体的な話をしていきます。
お楽しみに!
(TEXT/岩切 誠 LIVEonline編集部)
☆岩切 誠